これがモテ期ってやつか
仕事のプロジェクトがほぼ終わりを迎えた。
ぼくの任されたポジションはまだ後処理が残っているが、工数のかかるものではない。
99%終了したって感じ。
ミスがあったり、遠回りしてしまったり、そつなくこなしたとはとても言い難いけど、それなりに責任は果たせたと思う。
社交辞令かもしれないけど、お客さんから感謝とお褒めの言葉をいただいたのは素直に嬉しかった。
気づけば桜が咲いている。
季節が変わっていた。
世の中的にもまたいろいろ変化を迎えるタイミングが来ている。
人は変化を感じると飲み会を開きたくなる生き物なのか、最近飲みの誘いが多い。
今のチームの人たちと飲んだり、同期と飲んだり、学生時代の友達と飲んだり。
同期と飲みに行ったときには、ちょっと焦ることがあった。
その飲み会は男2女性4。
男はぼくともう一人スーパーイケメンの同期、女性たちは研修で一緒だった子たち。
普通に楽しく飲んでいただけなんだけど、なんかすごくモテた。
隣にはスーパーイケメン同期がいて、彼がモテるのは分かる。
彼は逆ナンされたり、知らない女性からいきなり連絡先を渡されたりするレベルのイケメン。背も高いし、ガタイもいいので、役者になれそうな感じだ。
しかし、なぜかぼくは彼よりモテた。
女性たちの話によると、同期の女性たちの間でぼくはすごく人気があるらしい。
面白い人と思われているみたい。
ぼくは冗談の一つも言わないつまらないブログを書いているけど、会社ではひと笑い取ろうとすることが多い。固い雰囲気で仕事をするのが嫌いなので、場をなごませたくなる。
そのせいかなと思った。
ひとりの女性がなんかガンガン押してくる。
この後どうするの?とか2人の時に聞いてきたり。
童貞のぼくでも分かるほど、好き好きアピールがすごかった。
正直ぼくのタイプの女性ではないんだけど。
もう一人の女性もぼくに好感を持っているのが分かった。
視線をすごく送ってきていたから。
飲み会が終わった後、今度2人で遊びにいこうとLINEで誘われた。
なんか知らない間にモテるキャラになっていた。
彼女いないの?とか、過去の恋愛の話とか聞かれたけど、適当にはぐらかした。
童貞とは言えない。
みんなぼくが童貞だと知ったら引くんじゃないのだろうか?と思ってしまう。
別に卑屈になることはないと思うんだけど、こういうときネガティブになる。情けない。
こういう時、素直に話せる人はすごいと思う。
とにかく、知らない間にモテ期になっていた。
モテ期の威力はこれだけで終わらなかった。
実はチームの飲み会でも意外なことが。
その話はまた次回。